クラウンスポーツは革新的な技術と高い快適性、今までにないボディスタイル、優れた走行性能をもったクルマです。色っぽくもあり大人の遊び心が溢れていると思いました。
新しい風を感じます。ギュッと塊感がありますよね。ハンマーヘッドのヘッドランプよりスポーティな印象が強まったかなと思います。
クラウンスポーツはお尻のデザインが一番特徴的だと思っています。すごくグッと張り出している。タイヤがすごく大きいですよね。個性が際立ってきていると思うんです。
インテリアはコックピット感がすごくありますよね。色の分け方がすごく特徴的で非常にチャレンジ性を感じます。すごく大きなディスプレイ。ユーザーさんの声を聞いて開発・具現化されてクルマに落とし込まれているのは好感触です。
クラウンスポーツってただ速く走れればいいというクルマじゃないと思うんですよ。(シートは)クッション性もあって、ゆったり感とサポート性、これをうまくバランス。リヤシートはしっかり開放感。くつろぎの空間が演出できているなと思います。
ハイブリッドシステムは軽快に元気に走る。もう熟成の域に達していると思うんですよね。プラグインハイブリッド※は外から充電するとその電気の量だけで93km走行できるというのが大きいと思うんですよ。(重量・バランスにより)しっとりしているけどよく走る。こうした性格分けがなされているのかなと思います。
※2023年冬頃発売予定
特徴的なのは後輪操舵のDRS※が付いていることだと思います。より高い速度域まで逆位相に入っているので、キビキビ走れる設定だと思います。路面をしっかり捉える力が、強いサスペンションの形式なので、DRSと合わせると、かなりアグレッシブな走行までできてしまうんじゃないでしょうか。
※DRS:Dynamic Rear Steering
しっかり直進性を確保できる安定性。気持ち良く操れるハンドリングが実現されている。不快に感じる振動をとことん抑えている。正直これまでと⽐べたときに、ビックリするほどの進化を遂げたと思いました。
調音天井。天井に音を反射させることで、前席の方と後席の方が楽しく会話ができるようにつくられています。実現するには外から入ってくる音を、しっかり遮断しないといけないんですよね。静粛性はこだわってつくられています。
今回ハイブリッドモデルしかないんですよね。安全装備もそうですけど電子デバイス (エンジンだけのモデルより)との相性が非常に良いです。約5倍速く反応すると言われています。今の時代アドバンテージかなと思います。
クラウンの名前を使いながら、今までの歴史になかったボディスタイルを持っている、非常に革新的なモデルだと思います。運動性能という意味でも、新しいクラウンの世界を見せてくれることは間違いないと思います。
記者発表されたばかりのクラウンスポーツ。
その魅力をメディアにて大活躍中のモータージャーナリスト「竹岡圭」がいち早く解説!
記者発表されたばかりのクラウンスポーツ。
その魅力をメディアにて大活躍中の
モータージャーナリスト「竹岡圭」が
いち早く解説!
クラウンスポーツは、長いクラウンの歴史の中でも本当にチャレンジングに新しく出てきた、ボディスタイルと”走り味”をもったクルマだと思います。
ホイールベースが短くて、タイヤが大きく、ぐっとお尻が張り出して、こんなクラウンを今まで見たことがありましたか。
新しいクラウンの世界を見せてくれることは、間違いないと思います。
是非その”走り味”を実際に堪能してみてください。まずは試乗してみてくださいね。
竹岡圭
モータージャーナリスト/日本自動車ジャーナリスト協会副会長/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員